ヒッチハイクで日本一周!日記2。
2008-06-07T22:44:29+09:00
yanmar777
ヨロシクです。
Excite Blog
☆ヒッチハイクで日本一周の旅。
http://yanmar777.exblog.jp/8320731/
2007-06-09T14:58:00+09:00
2008-06-07T22:44:29+09:00
2008-06-07T22:38:36+09:00
yanmar777
☆屋久島
きのうの晩はぐっすりと眠れた。
旅の終りには文句なしの、それはもうふさわしい朝だった。
フェリーの出航までべつに何処かへ観光したいとも
べつにおもわなかった………。
時間までここで、のんびりできればそれでいい。
長かったアホな旅も数時間後にやっと終る。
一区切りつけたことになる。
一応、言葉通りヒッチハイクで日本一周したことになる。
途中でやめたくなった時もあった。
帰りたくなったときもあった。
それでも、やめるわけにはいかない。
やると決めたからには、何がなんでもやるしかない。
この旅がジブンにとって、意味があったのかなかったのか
そんなことは、どうでもいい。
やらないで後悔するより、やって後悔したほうが納得ができるってモンだ。
ただ、それだけのこと。
そろそろ、フェリーに乗船する時間がきた。
フェリーの中では、何もかんがえずにただただ眠るだけ。
また、いつか旅をしたいモンだな。
2007年6月9日 14:58 鹿児島県谷山漁港着。
これにて、ヒッチハイクで日本一周終了。]]>
☆ヒッチハイクで日本一周最後の夜。
http://yanmar777.exblog.jp/8319876/
2007-06-08T22:15:00+09:00
2008-06-07T22:24:21+09:00
2008-06-07T21:25:32+09:00
yanmar777
☆屋久島
きょうはレンタルバイクでも借りて屋久島を一周したりしてみたい。
さすがに、バスで一周するのは味家ないし。
ヒッチハイクで一周するのもつまらなさそうだし。
やっぱ、ジブンの行きたいところにいける二輪車でしょ!!
安房まで歩いて【スズキレンタカー】のおばさんが屋久島空港店から
クルマで迎えにきてくれた。
空港までの8.1kmもの距離を歩かずにすんでラッキーだった。
レンタルする為の手続きをすませる。
チラシに書いてある料金には保険料などが記載されていない為
実際の料金は確実にそれよりも高くなる。
う〜ん、保険代も絶対に必要ならすべて込みの
料金表示にするべきである。(元レンタカー屋バイト)
これなら、まだ礼文島のレンタカーの方がずっと良心的だ。
黄色のレッツに傷だらけのおばさんヘルメットをかぶり
アクセルを一発ふかしてみた。
まずは、時計周りで屋久島をまわってみよう。
ここからほどなく近い【千尋の滝】へむかった。
【千尋の滝】は屋久島を代表する滝のひとつで、
巨大な一枚岩が圧倒的な存在感を放っていて、
落差50mから落ちるもの凄い水量から発生するマイナスイオンは
「気持ちイイ〜!」のひとことに尽きる。
駐車場の横にある売店のそばで、珊瑚や貝殻で作ったアクセサリーを
販売している外国人のおじさんがいた。
フランス人のフィリップさんという方で、日本語が上手だった。
それもそのはず、フィリップさんが日本にはじめてやってきたのは
昭和47年頃だとはなしてくれた。
屋久島が日本で一番気に入ったフィリップさんは、
すでに15年もの月日を屋久島で過ごしている。
屋久島での想い出にと、フィリップさんからアクセサリーを
ひとつ購入した。
日差しも強くなってきたので、ポンカンジュースとお茶を買って
一本をフィリップさんに手渡しのんびりと30分ほど会話を愉しんだ。
そして、【千尋の滝】をあとにした。
フィリップさんと別れたあと、再び周遊道路で南へくだった。
海沿いにある【湯泊温泉】は誰もいず、貸し切り状態でゆっくりと愉しめた。
ここは入浴料100円で入れて、足湯も併設されていた。
海もすぐ近くに見えるし、気持ちが言い。
湯加減もかなり温めで何時間でも入っていれそうだった。
そして、屋久島で一番豪快で水量、規模も最大級の【大川の滝】は
圧巻だった。滝のすぐ下まで近づくことができ、マイナスイオンを
たっぷりと浴びて、しばし放心状態になる…………。
島の西側【西部林道】は緑に覆われた林道でヤクシカ、ヤクザルが
のんびりと歩いているので、彼等をみたらスピードを落として
ゆっくりと通過しよう.
そして、屋久島一の浜【いなか浜】に辿り着く。
アオウミガメの産卵地で有名な砂浜で5〜7月はウミガメが夜に上陸して
産卵する姿も見ることができるそうな。
そして、涼しい風を受けながら再び宮之浦港へと………。
レンタバイクをお店へ返して、港まで送ってもらった。
海をみながら、ふと思った…………。
もう、充分だな。
もう、充分愉しんだよな。
いっぱい、いろんなとこ見たし。
いっぱい、いろんな人と出逢ったし。
いっぱい、いろんな食べ物も食ったし。
なんか、きょう感無量って気持ちになった。
種子島へも渡ろうかと思っていたけど、もうその必要はないな。
よし、決めた。
明日、鹿児島港へと戻ろう。
その晩、Aコープで買ってきた弁当やら酒やらをつまみながら
港の防波堤の上でひとりで宴会をした。
海を眺めると、海の中にひかるモノが見えた。
ひょっとして、海ボタルというやつかな?
小さくて光ってはすぐに消える………。
空を見上げると、きれいに輝く星たちもみえる。
上を見ても下を見てもきれいなもので、あふれていた。
結局、屋久島にいた3日間一度も雨降らずだったなぁ。
なんて、ツイテいるんだろうか。
やっぱおれは、晴れ男だな。
思い返せば、この一年間ほとんど雨で苦い思いをほとんどしていない。
それは、旅人にとっては非常にありがたいことだ。
怪我もしなかったし、とくにトラブルに巻き込まれることもなかった。
ま、たびたび旅資金が底を着いてバイトをする羽目にはなったけどな。
2〜3ヶ月のつもりが、1年もかかってしまったな。
人生なんて、予定通りうまく行かないモンだな。
だからそれが、面白いのかもしれないが。
ヒッチハイクで日本一周なんて、やろうと思えば誰でもできるし
べつにたいしたことではない。
けど、この旅で出逢ったひとたちは大切な宝物であり
一生おれのこゝろに、刻まれる。
写真もいっぱい撮ったし、
それを見るたびにおれはまた旅をしてた頃に戻れる。
この旅を通してなにか大事なことに気づいたような気がした………。
それじゃ、そろそろ眠ることにしよう。
あぁ、きょうもいい一日だったなぁ〜。
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☆屋久島最高峰【宮之浦岳】到達。
http://yanmar777.exblog.jp/8319789/
2007-06-07T21:56:00+09:00
2008-06-07T21:15:26+09:00
2008-06-07T21:15:26+09:00
yanmar777
☆屋久島
ペットボトルのアクエリアスも残りわずかとなっていた………。
6月7日PM12:25や串間宮之浦岳到達。
頂上で一口アクエリアスを口に含んだ。
この時点で残りの量、300gを切っていた………。
前回の登山の失敗と同じくらいの、大きな失敗………。
それは、水と食料の摂取料がハンパではなかったこと………。(ばか)
ちなみに、1.5リットルのアクエリアス1本しか買ってこなかった。
学習能力ゼロの登山者に残された道はただひとつ………。
それは、こうなったらいっきに下山するっきゃない!!(笑)
足が動く限り下界を目指して歩き続けた…………。
pm14:00、アクエリアスをすべて飲み干して空っぽになったボトルを
虚しく背中に背負う。
pm15:30大淀登山口入り口到着。
そこで、たまたま一緒になった登山者たちと談話しながら歩いていたら
その方々のクルマで一緒に町まで乗せてもらえることになった!!
飛び跳ねたいくらい嬉しかった…………。
が、さすがに飛び跳ねれず疲れもピークに達していたのも事実。
ちなみに、きのうおれが【白谷雲水峡】の方へ歩いてゆくのを
目撃されてたらしい。
背中に背負った菅笠が印象的だったそうな………。
尾之間という町の「JRホテル屋久島」まで、彼等と同行した。
そのまま、汗まみれの彼等と一緒に尾之間温泉で疲れを癒してから
彼等と別れたのだった。
一時はどうなるかと、思ったけどこんな素晴らしい出逢いにほんと感謝です。
いくら車道に出て来れたと言っても、町までとても歩ける距離ではなかった……。
きょうはなんだか、サイコーの一日だった。
どっさり溜まった洗濯物をホテルのコインランドリーで久々に洗ってすごす……。
そして、【原】という町の公園のベンチで二日目の夜をすごした……。]]>
☆屋久島二日目。
http://yanmar777.exblog.jp/8319604/
2007-06-07T11:28:00+09:00
2008-06-07T20:55:42+09:00
2008-06-07T20:55:42+09:00
yanmar777
☆屋久島
きょうも朝から、どこまでも青空がひろがっていた。
とりあえず、腹ごしらえをして水分と食料をいっぱい腹に詰め込んだ。
これで、すこしは背中の荷物もかるくはなった。
お遍路で鍛えあげたおれの両足は、きのうの疲れもどこへやら。
いつのまにか、なかなか頼もしい足へと改造されていた。
おれが【屋久島】で見たかったモノが3つあります。
ひとつは【ウィルソン株】と【縄文杉】。
【ウィルソン株】というのは、アメリカの偉い学者さんウィルソンさんが
世界中の屋久島のどでかい切り株を紹介してくれたので、
そこから名前をとって付けられたそうです。
そして、言わずと知れた【縄文杉】は推定7200才と言われていて
現存する最大にして最古の屋久杉のこと。
しかし、一説によるとじつは2000才くらいかもしれないそうです。
やっぱ、この2つは足がちょん切れてもどうしても、見てから帰りたい。
そして、最後のひとつが九州最高峰の【宮之浦岳】を登山で制覇すること。
頂上からの360度の壮大なパノラマを拝みたいのだ。
これを達成した時点で【屋久島】での目的は98m%完了かな。
ひたすら、歩いて歩いて屋久島を散策した。
そして、ついに1つ目の目的地【ウィルソン株】到着。
中が空洞になっていて、社がひっそりとたたずんでいた………。
【ウィルソン株】の中へはいってみた。
上空から目映いひかりが差し込んでいた。地面には小さなン川が流れていた。
なんか、とても清々しい気持ちになった。
続いて、2つ目の目的地の【縄文杉】へ到着。
コイツをみた瞬間、何とも言えん風格で屋久島の森を守る神様のように感じた。
最近では大雪の積雪と台風の影響で、枝が折れてしまったりと
やや衰え気味の縄文杉親分。
この縄文杉親分にいたずらする者もいたりと、
最近では近くに監視カメラが備え付けられて、
登山者のマナーの低下も問題になりつつあるらしい………。
歩くということは案外体力を消耗するこということに
今更ながら気づいた………。
二日分買ったはずの水と食料がもうほとんどない………。
それでも、【宮之浦岳】(1936m)まで目指していっきに駈け登る。
休むことなく、どんどんペースはあがってゆく。
そう、燃え尽きる前にロウソクの灯火のように………。
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☆屋久島一日目はバイオトイレで野宿。
http://yanmar777.exblog.jp/8319332/
2007-06-06T21:10:00+09:00
2008-06-07T20:27:04+09:00
2008-06-07T20:27:04+09:00
yanmar777
☆屋久島
主人公の中学生が家出をしてヒッチハイクをしながら
いろんな人達との出逢いがあり、最後に屋久島へ辿り着いて………。
そんな内容やったっけ?
まぁそのあの映画の主人公になりきったおれは映画にも登場していた
昔はちゃんと走っていたトロッコ跡の線路沿いに辿り着いた。
スタンドバイミーでもないけど、ひとりで一定の間隔で並べられている木の上を
「線路ォは続くよォ〜何処までもォ〜〜〜♪」と唄いながら、
寂しさを紛らわせる為に歩いた。
【大株歩道入口】へとうとう辿り着く。
その時、すでに20時ジャスト。
さすがに、次の避難小屋まで歩き気力もない。
すると、運よくおれの目の前に屋根付きのバイオトイレが出現したのだった!
神様仏様、どうもありがとうございます!
これは頑張って歩いたおれへのご褒美にちがいないと確信した。
屋久島はいつ雨が降るかわからないので、
雨の心配もなくぐっすりと眠れます。
シュラフを頭からすっぽりとかぶり眠りにつこうとしたけど
どうしても眠れない………。
贅沢を言える立場じゃないのは百も承知なのだけど
これはいくらなんでも、あまりにも臭すぎまっせ神様………。
と、屋久島一日目はとあるバイオトイレで野宿となった。]]>
☆夢にまで見た【屋久島】へ上陸。
http://yanmar777.exblog.jp/8319192/
2007-06-06T18:43:00+09:00
2008-06-07T20:08:02+09:00
2008-06-07T20:08:02+09:00
yanmar777
☆屋久島
日本一周ヒッチハイクの旅、最後を飾るのは【屋久島】。
これは、日本一周の旅に出発した時からすでに決めていた。
最後は屋久島を旅して締めくくろう!とな。
さっそく、フェリーに乗り込んでPM12:30鹿児島県の屋久島にはじめて上陸。
朝から快晴で、空には雲ひとつない状況だった。
果たして明日もこんなにいい天気なんだろうか?
屋久島だけに、明日もこの天気がつづくとはかぎらない。
そう思ったらいてもたってもいられなくなり、
二日分の水と食料を買いにAコープへと急いだ。
前回の利尻登山(8月20日)の時の失敗の反省を含めて
大目に食料を大目に買い込んだ。
そして、その足で宮之浦港から歩いて15km先の【白谷雲水峡】へむかった。
たぶん、通常は宮之浦港から白谷雲水峡までバスでいくものかも……。
けど、なにを思ったのか3時間も歩いて、白谷雲水峡へ辿り着いた時には
汗だくでボロ雑巾状態になっていた……。
そして、休憩小屋を見向きもせずに登山コースへと足を踏み入れた時
すでに、時刻17:00ジャストだった。
屋久島にの山中には登山者たちのために6つの無人の避難小屋が
設置されており、自由に寝泊まり可能なのだそうな。
元気満々のおれは一番初めの避難小屋【白谷山荘】を後にした。
ろくすっぽ、地図もみなかったおれはあとで、目ん玉が飛び出るくらい
びっくりすることになる………。
2つ目の避難小屋までかるく、3時間もかかりそうだったのだ……。
いまさら、さっきの【白谷山荘】まで戻るのもけだるいし……。
戻れないおれはそのまま歩きつづけた。
で、なんとか【辻峠】まで辿り着いた。
けっこう、いいとこまで来れたかな?
すると、前方に現在地と次の目的地までの距離と時間が表示された
木製の看板を発見した。
ふむふむ………。
え〜と、「楠川分れ(約70分)大株歩道入口(約140分)」
………………。
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☆奇跡起きる。
http://yanmar777.exblog.jp/8318757/
2007-06-05T21:05:00+09:00
2008-06-07T21:30:07+09:00
2008-06-07T19:14:13+09:00
yanmar777
☆鹿児島県
佐田岬の展望台のおばちゃんの言う通りなら、
平日は片手で足りるくらいのクルマしかここへはやってこないと言うこと……。
あとは、地元民か仕事関係かただのドライブ目的だろう。
一日にこの道を通過するクルマの数は、おそらく数十台………。
考えるだけでも、末恐ろしい………。
ここは意地なんか張らずに
夕方にくるバスの時間まで、ヒッチハイクを頑張ってみて
仮にクルマを拾えなければ諦めてバスで街の方まで乗るつもりだ。
でも、それまではけっして諦めやしないぜ!!
……とは言ったものの、クルマが走ってこないことには
どうしようもない。
まさに、お手上げだった。
アイスクリームを食べ終えた時、クルマの音が聞こえておれは立ち上がった!
しかし、それは自衛隊のクルマでばかでかいやつが前方からはしってきた。
駄目だ。自衛隊はまずヒッチハイカーなんて乗せるはずはない。
おれはあきらめて、すぐにしゃがみこんだ………。
いっそのこと、夜までチカラを温存させる為に日陰で昼寝でもしてようか。
と思った時、自衛隊のうしろを走っていたライトバンが
落ち込んでいるおれの横にクルマをつけてとまった。
「どうした?ヒッチハイクで旅してるのか?ここは全然クルマが通らないだろう?」
と、30代くらいの作業着を着た若い男は、笑いながら言った。
「信じられないぐらい、クルマが走っていないです………」
とおれは飽きれた顔をして返事を返した。
「なんせひでぇ田舎だからな、観光客ですらめったに来やしない。」
と、若い男はまたつづけて笑った。
「しゃーねーおれも暇だし、鹿屋までいっちょ走ってやるかァ!」
と、おれにとっては信じられない嬉しいひとことを言ってくれたのだった!!
「まじっスかァァァァァ!?」とおれは立ち上がって、聞き返した。
「あぁ、ちとガソリンを入れてくるからちょっとここで待っててくれ。」
と、若い男は先ほどの売店の横のガソリンスタンドに給油しにいった。
若い男は、ガソリンをいれたあとほんとにおれをクルマに乗せて
鹿屋市方面へとクルマを走らせてくれた。
これは、夢か?マボロシか?はたまた、どっきりカメラか?(なんでやねん)
「そう言えば、おれの友達も昔ヒッチハイクで日本縦断したやつがいたよ。」
と、その友達のことを懐かしむようにハンドルを握りながらはなす。
「おれは結婚して、ガキも2人ほどいる。親父のあとを継いで
工務店を経営してるけど、最近は仕事もさっぱりだ………。」とつづけた。
「あんたみたいな人を見ると、羨ましくもなるがおれには真似はできないな。
この退屈な日々から何もかも、捨てて
一世一代のおっきなことをやってはみたいけど………やっぱ無理だな。」
と、またさっきと同じように若い男は笑った。
「悪いな、ここまでしか送れない。ま、もうじきゴールだしがんばりな!」
と、鹿屋市の高須という所まで送っていただいた。
Uターンをかまして、小さくなりゆくクルマの窓から若い男の
がっちした左腕がガッツポーズをかましていた………。
そういずれ、この生き方から離脱してふつうの生き方に
戻らねばならない時がおれにもやってくる。
それにしても、あの場所であのタイミングであの若い男に出逢ったのは
おれにとっては、奇跡が起きたようなモンだった。
ありがとう、名前も聞けなかったけど若いおにいさん!!
そして、きょう最後のクルマを無事にヒッチハイクで拾い
桜島から鹿児島港ゆきのフェリー乗り場まで、辿り着いたのだった。
桜島のフェリー乗り場横にある【マグナ温泉】に浸かりながら
海の向こうに見えるゴール地点の鹿児島港を眺めていた。
ついにここまでやってこれました。
あっという間だったけど、死ぬほど長かったです。
夕日が静かに海に落ちていった。
残すところは、【屋久島】のみ!!
明日、【屋久島】にわたり夢にまでみた屋久杉や縄文杉をみるために
登山に挑むつもりである。
そういえば、桜島フェリーに乗るのも何年ぶりのことだろうか?
日中の暑さもこの時間帯になると、幾分やわらぎ
風呂上がりも手伝って、身もこゝろもさっぱりしていた。
そして、桜島フェリーに乗って向こう側へむかった。
明日にそなえて、フェリー乗り場で早々と野宿する。
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☆最南端は荒れていた……。
http://yanmar777.exblog.jp/8318265/
2007-06-05T11:38:00+09:00
2008-06-07T21:35:01+09:00
2008-06-07T18:04:41+09:00
yanmar777
☆鹿児島県
はじめて訪れた【佐田岬】は思った以上に、九州最北端の雰囲気を
かもしだしていた。
入場料300円を払ってから、歩いて10分ほどで佐多岬の展望台へと到着した。
ここが、九州最南端の地。
展望台の一階に、管理人のおばちゃんがひとりいた。
ちなみに、きょう一番最初の観光人はもちろんおれ。
おばちゃんと一緒に、ここ展望台まで歩いてきたのだった。
おばちゃんは寂しそうに言う………。
「すごく、錆びれてるでしょ?むかしは今よりはまだたくさん観光客は
訪れてたんだけど、今じゃ平日は 10人前後が訪れるかどうか……」
「新婚旅行にここへ訪れるひとも多かったんだから!」
おばちゃんの言うように、今では目も当てられないくらい錆びれていた………。
2階の展望台へあがる為におばちゃんに、200円を支払う。
2階の展望台もそれはひどかった………。
数年前の台風で窓や足場が吹き飛ばされており、
観光客が下へおちないように、工事現場にある立ち入り禁止のフェンスで
まわりを託っているというずさんな状態だった………。
これじゃ、観光客がこないのもしかたがない………。
おばちゃん曰く、今年の夏に展望台復旧工事が行なわれるそうな。
しかし、ここからは一番南の岬や遠くには硫黄島や種子島が望めた。
もし、台風が来たらここにあるフェンスも一瞬で吹き飛ぶんだろうなぁ。
しばらく、景色を眺めたあと【佐田岬】をあとにして
国道269号線へとむかって歩いた………。
まだ、お昼前だというのに太陽の日差しが容赦なく突き刺さる。
国道にでて唖然とした。
地元のクルマ以外、観光客のレンタカーすらまったく走っていなかった……。
そして、夕方までバスすらやってこないと、
売店のおばあちゃんにおしえてもらって、さらに凹んだ………。
半分、やけくそ状態のまま売店で買ったアイスクリームをたいらげた。
ほんと、途方にくれるしかなかった………。
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☆九州最南端【佐多岬】。
http://yanmar777.exblog.jp/8317467/
2007-06-04T22:08:00+09:00
2008-06-07T21:39:33+09:00
2008-06-07T15:58:11+09:00
yanmar777
☆宮崎県
すぐ側で一部始終をお母さんと小さな男の子は見ていた。
すると、お母さんが声をかけてくれた。
「あのぉ、もしかしてヒッチハイクで移動してるんですか?」
今のおれと石川さんとのやりとりを見ただけで、
おれがヒッチハイクで移動していることに気づくとは
なんて、感の良い方なんだろうか!!
「はい、ヒッチハイクで日本一周してるところです。」
……とおれは返事を返した。
すると、お母さんは男の子を見て語りかけた。
「ちょっとおうちに帰るのが遅くなるけど、お兄ちゃんとドライブしようか?」
男の子は、ヒッチハイクの意味がよく理解できていなかったけど
「ウン!!」と返事をした。
こうして、なんと九州最南端の【佐多岬】まで
乗せていってもらえることになった。
今朝、大分県の津久見市町を出発してここまでかなりの
距離を移動したことになる。
さらに、九州最難関だと思って行くか?行くまいか?どうするか迷っていた
【佐多岬】へ今日中に到着できることになった!!
ヒッチハイクの神が、今まさにおれの頭上に
舞い降りた瞬間なのかも知れない……。(大袈裟か)
志布志市から【佐田岬】へむかう場合、448号線でむかうより、
269号線で行く方が、断然はやい。
それなのに、わざわざ海沿いを時計回りにまわっている
おれの都合に合わせて、448号ルートでドライブしてくれることになった。
お母さんはのりこさん、男の子はかける君といった。
内之浦湾の横を走りぬけ、大隅半島をどんどん南下してゆく。
448号線は思ったとおり、困難な道だった。
急に道は狭くなり、よほどの観光客でもない限りたぶん、
地元のひとか道路工事関係者しか通りはしないのだろう………。
たぶん、一度この道を走れば二度と走りたくなくなるはず………。
そんな道だった……。
山道でカーブが多く所々、舗装はめくれていてガタガタとはしるクルマ。
夕日も徐々に落ちてゆき、車内は暗くなりはじめていた。
4歳くらいに見えるかけるくんは、眠たそうな顔をしている。
【佐田岬】周辺には食料品などが帰るようなお店がなにもないので、
南大隅町の最後の集落にあった、スーパーで今晩の食料を買ってから
【佐田岬】を目指した。
ちょうど、この春から【佐田岬】へとつづく有料道路が無料開放されていた。
無人の料金所をくぐり抜けて、バリケードで封鎖された場所に到着した。
さっきのコンビニからここに来るまでの所要時間、
なんと2時間ちかくもかかっていた!!
海沿いなんて気にせずに269号線を走ってくれば、
おそらく1時間近くは時間の短縮ができて、
のりこさんとかける君をはやくおうちに返すことができたはず……。
なんか、非常に申し訳ないことをした………。
お母さんはかける君に言葉をかけた。
「よぉし、かける帰ろっか!お父さんもおうちで待ってるしネ!!
お兄ちゃんに、最後バイバイしようか!!」
かける君とお母さんはクルマから降りて、
ゲートの前で最後の3人で記念写真を撮り、
お母さんとかける君はめいっぱいクルマの窓から
手を振りながら、269号線を北へ戻り鹿屋市へと帰って行った………。
そして、暗やみの中にテールランプが吸い込まれていった。
「ありがとう。」としかもう、言葉がでなかった……。
なんで、こんな見ず知らずのものにこんなにもやさしくできるんだろうか?
おれは暗やみの中を、マグライトのひかりで10メートルくらい先を照らしながら
ゆっくりと坂道を登って行った。
山の方から、なにかの鳴き声が聞こえてくる。
多分、鳥か獣の鳴き声だろう………。
風がおさまり、まわりはシーンとしている。
終点の駐車場へ着いたのは、PM21時をまわったころだった。
【佐田岬】へいくには鉄格子で遮られたこの先を進めばすぐそこだった。
どうやら、朝ここの門番(入場料を徴収するひと)が来るみたいなので
駐車場の横にそびえる、ガジュマルの木のしたのベンチで野宿することにした。
すると、さっきまで静かだったのに、風が徐々に強くなり激しくなった。
けど、逃げ場はない。
ここまで、朝まで過ごすしかない。
ベンチの側には自販機と、ひとつの電話BOXがぽつんと置かれているだけ。
電話BOXの怪しいあかりが、あたりを不思議な空気で包んでいた………。
さぁ、寝るべ。
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☆日南市の井上さんと石川さん。
http://yanmar777.exblog.jp/8317016/
2007-06-04T17:05:00+09:00
2008-06-07T14:35:19+09:00
2008-06-07T14:35:19+09:00
yanmar777
☆大分県
きのうはあまり移動できなかったんので、
きょうはいつもよりも早めに行動することにした。
朝の5時、佐伯市までむかう途中のおじさんに拾われる。
【早起きは三文の徳】とはこのことやね。
佐伯市の国道10号線【直川】のバス停でヒッチハイク。
ジョギングしていたおじさんから、
「なんか飲み物でも飲みなさい!」と150円を貰った。
直川のバス停でつぎにおれを拾ってくれるクルマを
のんびり待つことにした。
郵便配達の途中のクルマ。
軽トラックに乗った老夫婦。
ドライブ中の若いカップル。
なにも、考えずにぼーっと突っ立っているだけでも
ジブンのまわりはやすむことなくたえまなく、
なにかしら、変化していた………。
気の向くまま、時にまかせて、
気の向くまま、風にまかせて。
遠くの景色を眺めていると、大型トラックが大きな音をたてて
急ブレーキをかけて、数十メートル先で停止した。
長距離トラックを運転していたのは、井上さんという方だった。
井上さん曰く、
「信号の多い10号線より、信号の少ない326号線の方が
時間短縮できるから延岡方面へむかうクルマはみんな326号を使うんだ。」
その差、時間にすると30分も短縮になるらしい……。
井上さんは週に2〜3度ほど、宮崎の日南から大分、福岡方面へと
トラックを走らせているのだった。
なので、九州の東海岸の道のことな井上さんはすべて知り尽くしているのだった。
かっちょえぇ〜〜!!
延岡市、日向市と快調にトラックははしりゆく。
途中、トラックステーションでお昼休憩。井上さんにホカホカの弁当を
ごちそうになった。
井上さんも長距離のトラックの運転は長いが、
ヒッチハイカーを乗せたことは、今までに一度しかなかったという。
大抵の会社は部外者の同乗を禁止しているので、
最近では、トラックはヒッチハイカーをあまり乗せなくなってはきていた。
個人で所有しているトラックなら、これに該当はしない。
なので、躊躇することなくおれを拾ってくれた井上さんには本当に感謝していた。
井上さんは奥さんと3人(2人だっけか?)のお子さんを持っていた。
バイク好きで釣り好きな井上さんは、おれの馬鹿な旅話を聞いてくれていた。
井上さんは九州最南端の佐多岬をめざすおれのチカラになりたいと
とある日南の海が見えるパーキングで、友達に電話してくださった。
井上さんの古くからのマブダチの石川さんという方が
もうじき、むかえにきてくださるという。
華やかな装飾品や、綺麗なイラストや言葉でデコレートされたトラック。
こういうトラックのことをアートトラックと呼ぶらしい。
一般的なイメージでいうと、トラック野郎たちが乗っているあのトラックのことだ。
石川さんはこのアートトラックを依頼されては制作する
仕事をされていた。
もちろん、石川さんは2tのアートトラックをご自信も所有されていて
その愛車で待ち合わせ場所へとやってこられた。
けたたましい爆音を放つ石川さんのトラックのマフラーの音は
もちろん、車検には対応していないシロモノだった!!(笑)
井上さんに精一杯のお礼をいい、
そして、志布志までの旅を石川さんにお願いした。
こういう、トラックに乗ったのは生まれてこの方はじめてのことだった!
通りを歩く通行人たちや、対向車線を走るクルマから
ジロジロと物珍しいものを見るような目でみられて
すこし、恥ずかしい気持ちになったが
よくよく、考えてみるとヒッチハイクをしてるときも
同じような目で人々から見られているので、
なんらたいしたことではないことにすぐに気づいた。
石川さんもおれら、ヒッチハイカーもこう言うちょっとした
人々からの視線が快感になってしまっているのかもしれない。(笑)
志布志市のコンビニまで、石川さんに送っていただいて
石川さんと記念に写真を一枚撮ってわかれた。
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☆きょうは家族Day。
http://yanmar777.exblog.jp/8316132/
2007-06-03T21:24:00+09:00
2008-06-07T12:05:12+09:00
2008-06-07T12:05:12+09:00
yanmar777
☆大分県
朝、目を覚ますと小雨が降っていた。
きょうはあまり天気がよくなさそうだ。
雨が止むのを祈りつつ、徒歩にて大分市へはいる。
きょうは一日、歩き続けるつもりだった。
大分市内の10号線と197号線へと別れる分岐のちかくの交差点で
一台のクルマがおれの横でとまった。
助手席の女性が声をかけてきた。
「お遍路さんですか?」
おれは女性に返事をする。
「はい。つい、数日前まで四国でお遍路してました。」
すると、運転席の男性が今度が声をかけてきた。
「雨も降っているし、よかったら乗ってください!」
おれは遠慮なく、乗せてもらうことにした。
女性は後部席へと移動しておれは助手席に座らせていただいた。
後部席には小学生くらいの男の子も座っていた。
別府のすこし奥にある【湯布院】のちかくに住んでいる3人家族。
すこし足を伸ばして家族ドライブをしている最中におれを見つけた。
旦那さんは昨年の今時分に、四国お遍路をされていた方だった。
とある事情で、お仕事をやめてられて精神的に弱っている時に
四国八十八ヶ所のお寺を歩いてまわり、
四国でいろんなひとたちから温かいおもてなしを受けて救われた。
自分のこと、家族のこと、これからのことなど、
歩きながら、いろんなことを見つめ直すことができた。
そして、精神的に弱っていた状況から立ち直り今にいたる。
そして、偶然さっきカバンに菅笠をぶら下げているおれを見つけてしまい
いてもたってもいられなくなってしまって、おれに声をかけたというこだった。
四国ではお接待という習慣が当たり前だが、
ここ九州では当たり前だけどそういうのがない。
まさか、四国で受けたお接待を九州で返せるとは思いもしなかったそうな。
家族はとくに、何処を目指してドライブしていたわけでもないらしく、
おれが佐賀関むかって歩いていたことをはなすと
佐賀関の道の駅まで、一緒にドライブがてらクルマを
走らせてくれることになった。
四国の【お接待】に限らず、この旅では数えきれないくらいの
ひとたちから、親切、応援、励まし、やさしさをもらってきた。
ひとからご恩を受けたから、返すのではなくて
ご恩があろうが、なかろうが困っているひとがいれば
そのひとのチカラになってあげれる人間になりたいとおもった。
じきに、この旅もおわる。
そしたら、今度はおれが………。
道の駅【佐賀関】で家族とわかれた。
佐賀関の海の向こう側にはついこないだまで、旅していた四国があった。
道の駅【佐賀関】からひたすら歩き続けていた。
217号線は非常に道が狭く、なかなかヒッチハイクが成功しなかった。
夕方、自転車で日本一周している旅人に出会った。
そういえば今朝、大分市に入る前に見かけたチャリダーだった。
やはり、雨天の移動はヒッチハイクも自転車にとっても
大変なのはかわらないらしい……。
チャリダーの名は三輪くんといった。
まだ23歳という若さで、このあと鹿児島からオキナワへむかうという。
冬のあいだ、バイトをして旅の資金を稼ぎ
ついこないだ、日本一周へと自転車で旅立ったばかりだった。
「きょうはもう疲れたから、この先の港の軒下で野宿でもして
明日の朝早く、またがんばってチャリを漕がなきゃ!!」と気合いがっちりだった。
三輪くんは国道からそれた港の方へと、
チャリを走らせて、手を振りながら消えてった………。
もうじき、夕日も沈み真っ暗になる前にきょう最後のクルマをひろって、
この寂しな場所から、街のほうへと移動したい。
ヒッチハイクが出来そうな、ナイスな場所を見つけたのはいいけど
すでにほとんど、クルマも走らなくなっていた………。
一時間に何台のクルマがここを走るのか、想像もできないが
やるしかない…………。
ちょうど、前方から1台の乗用車が走ってきたので
【津久見】と書いた、ボードを掲げて親指もあげてみた。
すると、20mほど先で乗用車は停止してくれた!!
おぉ、やったぁっ!!
乗用車の窓から、お姉ちゃんが顔を出して大声でこう言った。
「どうぞ、乗ってくださぁぁぁぁぁぁい!!」
おれは嬉しくて、笑顔のまま小走りで乗用車へと駈けつけた。
乗用車にはお母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃんの3人が乗っていた。
話を聞くと、どうやらついさっきまでお父さんもこの乗用車に乗っていたそうで
仕事の用事でお父さんを大分市まで送りに行く途中に、
おれがヒッチハイクをしている姿を午前中に見ていたらしい………。
お父さんを送った帰りに、もしまだヒッチハイカーがいたら乗せよう!と
家族ははなしてくれていたみたいだった!!
うぅぅぅ、なんておれはツイテいるんだろうか………?!
お母さん曰く、
「大分市からこの道を走って津久見にいくひとは少ないのよ。大分からだと
10号線と502号線経由か、東九州自動車道で来た方が早いから……。」
とさらりと、言われた……。
ま、そのおかげでこの家族にひろってもらえたし
結果はどうあれ、(結果がよかったので)別によかったのだ。
お姉ちゃんも言う。
「でも、最近ヒッチハイクなんてしてるひともあまり見かけないモンね!」
家族が住む臼杵市をわざわざ通りこして、津久見のコンビ二まで
送ってくださった。
きょうは家族2組に拾われる特別な日だった……。
コンビニの先にあるAコープのベンチに横になってシュラフで眠る。
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☆眠くならない魔法のヤバい薬。
http://yanmar777.exblog.jp/8312023/
2007-06-02T21:59:00+09:00
2008-06-06T23:00:11+09:00
2008-06-06T22:46:17+09:00
yanmar777
☆福岡県
どうやら、夜中に小雨が降っていたようだった。
夜中やったら、どれだけ降ってもいいから……。
好きなだけ、どうぞ!
門司から新門司まで散歩がてら歩く。
クルマの通りもそれほど、激しくない道路のバス停でヒッチハイクする。
15分ほどで、荷物を配達中のおにいさんが止まってくれた。
お兄さんの名はノブさんと言った。
ノブさんはなんと、今月の17日にご結婚されるらしい!!
えぇ〜と、17日ということはあと2週間後やん!!
しかも、ジューンブライドやん!!
ノブさんの顔からは常に笑顔がこぼれていた。
いいなぁ、結婚かぁ………。
ノブさんはもうじき奥さんになる彼女の写メを見せてくれた!!
オォ、めちゃんこカワイイもうじき奥さんになる彼女だった!!
たぶん、おれには一生結婚は無理だろうな。
そう、結婚や普通のシアワセを捨てて
このヒッチハイクで日本一周の旅にでたのだから……。
ま、このまま旅人で一生を終えるつもりもさらさらないけど
ごく普通のサラリーマンに戻ることもないだろう………。
おれは組織というものに属することができない人種なのかもしれない……。
そんなことは、昔から知ってたことや………。
ノブさんは結婚されたら、小倉の住民になるそうだ。
小倉の住民になると、【小倉祇園太鼓】を叩くことができるかららしい!!
ノブさんは、外国の民族楽器のジャンベやアサラトをこよなく愛し
音楽で繋がるたくさんの仲間たちがいるらしい。
小倉のお祭りはハンパなく熱いそうだ!!
ノブさんは小倉の太鼓が叩きたくて、小倉に移り住むくらいだから。
荷物の配達も一段落して、ドライブも兼ねてできたばかりの
北九州空港まで足をのばしてくれた。
空港が見えるとある橋の上、風がものすごくつよくて
立っているのもやっとだった。
橋のうえで、ノブさんと記念撮影。
昼飯をノブさんと一緒にちかくの、店で食べた。
ありがたくノブさんにごちそうになってしまった。
ノブさんが言った。
「もうちょっとゆっくりしてけばいいのに。つぎに会う時は
福岡のおもしろい友達に合わせてやりたいな!」
正直、おれは旅をするのが下手だ。
いや、下手というよりはほんとは旅に向いていない………。
この旅でいろんなひとたちに会って、たくさんいい経験はできた。
それはまちがいない。
けど、性格なのか同じ場所にずっといることができない………。
なぜ、そんなに先を急ぐのか………?
どうして、ゆっくりできないのか………?
おれは、ひょっとして焦っているのか……?
たしかに、出発してから一年近くたつこの旅を
そろそろ終わらせようとは思っていた………。
この旅でなにか大事なものをすでに見つけてしまったのだろうか?
いや、よくわからん………。
豊前市の道の駅で、ノブさんにお礼を述べてクルマを見送った。
そこから、延々と歩いて大分県入りした。
中津市のはずれでようやく、長距離トラックのおじさんに
拾われて、別府まで乗せてもらえることになった。
おじさんは過去に何度もヒッチハイカーを乗せたこともあるらしい。
近頃はヒッチハイカーも少なくはなってはいるけど、
夏になるとそれなりに見かけるそうな。
おじさんは長距離運転のドライバーで、
きょうも関東方面からずっと走りっぱなしなんだそうだ。
おじさんに訪ねた。
「やっぱり、眠くなった時は数十分くらい仮眠をとってから
また走り続けるんですか?」
おじさんは言った。
「問題ナッシング!おれは常に眠くならない【薬】を持ってるんだ。
これさえあれば、いつまでも何日でも走り続けれるんだ。
ま、おれにとっちゃ眠くならない魔法の【薬】ってとこか。」
な、なんなんだ、それは!それって、すごくヤバい【薬】なんじゃないのか?!(汗)
それは眠くならない魔法のヤバい【クスリ】なんじゃないのか?(冷や汗)
おれは、それ以上【クスリ】のことを聞くのをやめた………。
別府市に着いておじさんおススメの「長浜ラーメン」で一息いれて
別府の共同浴場で汗をながした。
別府まできて、共同浴場とはなんて庶民的なのだろうか。
そして、関西汽船の待合所の入口でシュラフに包まり眠りこけるのだった。
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☆そして、北九州へ。
http://yanmar777.exblog.jp/8309494/
2007-06-01T21:23:00+09:00
2008-06-06T21:25:27+09:00
2008-06-06T18:06:40+09:00
yanmar777
☆山口県
【宮島】の鹿たちに別れを告げ、再び向こう岸へと渡った。
2号線を歩いて南下して岩国市へ。
ここでこの後のルートについて、ちょいとだけ迷った。
このまま海沿いの188号線で柳井市の半島をぐるりと一周しようか
ここは2号線で突き進んで半島をパスして周南市へむかうか!?
ま、あったさりと悩むことなく2号線のルートを選んだんですけど……。(笑)
そうと決まれば、行くところはあそこしかない!!
やはり岩国市と言えば、日本三名橋のひとつ名勝【錦帯橋】でしょ!?
【錦帯橋】は五つに連なるアーチ型の組木の技術を用いて造られた
全長200mちかくもある、近代では珍しい橋だそうです。
児玉九郎右衛門さんとう方が設計して、1673年に完成した。
しかし、翌年の1673年洪水によって流失されたが
橋台の敷石を強化してからは276年間、一度も流されずに至った。
しかし、1950年9月の台風で再び流失したが、不死鳥のごとく翌年に再建。
そして、1998年5月こともあろうか軽トラックで【錦帯橋】を渡った男たちが
逮捕されたりと、多々存続の危機に陥るがそのたびに甦ってきた。
ちなみに、橋を渡るには往復大人300円の通行料が必要となる。
歴史ある岩国の【錦帯橋】で、ほんの一瞬だけ
すこし昔にタイムスリップしたような気分になる。
ちなみに、【錦帯橋】の隣の橋から見た錦帯橋が
個人的に一番きれいだと思いました。
そして、きょう1台目のクルマで周南市へ。
2台目のクルマで宇部市までトントン拍子で進んだ。
2台目のクルマを運転するおじさんは宇部市在住の方で
【チ◯ビタドリンク】の会社に勤めてられる方で、
クルマから降り際に【チ◯ビタドリンク】を5箱×3本=15本をいただいた!!
うぉぉぉぉ、ありがてぇ!!
愛情1本ならぬ、愛情15本!!(なんじゃそりゃ)
さっそく、その場で腰に手をあててドリンクを2本ほど飲み干した!
なんだか、やる気がでてきたぞォ!!
いつのまにか下関まで、もうすぐそこまで来とるやんけ!
宇部市のはずれまで歩いてきたところで、きょう最後のヒッチハイク。
またその場所というのが、2号線沿いの交番の前で………。
お巡りさんに見つからないように、親指を上げる。
こんなところでヒッチハイクをしていても多分、誰も止まらないだろう……。
普通はこんなところで、ヒッチハイクなんかしてるやつは
いてないし、絶対にとまんらんで。
諦めかけた時に、奇跡ってものは起こるのだ。
下関市在住のホリタくんという若者が、いったん通りすぎて
戻ってきてくれた!!
ホリタくんは仕事で宇部市まで毎日通勤していて、
今から下関の自宅まで帰宅するところだった。
「うわッ、ヒッチハイクですか!?拾うのははじめてっス!!すっげぇ!」
とホリタくんはひどく興奮していた。
「うわっ、もう23時ですよ!こんな夜遅くまでご苦労さんです!すっげぇ!」
とホリタくんはひどく興奮していた。
下関に近づくにつれて、街の明かりがにぎやかになってきた。
とうとうきょうで本州でのヒッチハイク旅がおわる。
ながかったわ。ほんとながかったわ。
下関の壇之浦のパーキングエリアにホリタくんと一緒に到着した。
「いよいよ、旅も大詰めですね!なんかぼくの方がドキドキしてきました!」(笑)
とホリタくんは、笑っていた。
もうじき、日付が変わろうとしていた。
おもえば、一年前のきょう北九州側の門司から
こちら山口側の壇之浦へと渡って来た。
偶然、今から一年前のことだった。
ホリタくんと握手を交わして、地下へ続くエレベーターに乗り込んだ。
再び、海底の人道トンネルを歩いて北九州へ上陸した。
生暖かい風が吹いていて、今にも雨が降ってきそうだった………。
暗やみのなかをゆく、船を見つめながらシュラフに潜りこんだ………。
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☆【原爆ドーム】と【宮島】。
http://yanmar777.exblog.jp/8308338/
2007-05-31T21:46:00+09:00
2008-06-06T18:54:57+09:00
2008-06-06T15:19:04+09:00
yanmar777
☆広島県
朝はやく、呉市まで通勤途中のおじさんのvivioに拾ってもらう。
呉から広島市内まで2台目のクルマで午前中には
【原爆ドーム】前に到着していた。
今まで、何度か広島へは訪れたことはあるが、
何故か【広島焼き】を食べたこともなければ、【原爆ドーム】も見た事がなかった。
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、ヒロシマに原爆が落とされた……。
一瞬でヒロシマの中心地は焼け野原となった……。
あれから、62年が経とうとしている。
今もなお、当時の惨劇を忘れるまいと
そのままのカタチで残る建物のひとつ【原爆ドーム】。
【原爆ドーム】の前の木陰で、しばらく太陽の日ざしから逃れる。
広島市内を散策して、街中のお店で【広島焼き】を食べてみた。
大阪のお好み焼きとは、まったくちがう食べ物だと改めて知った。
そして、路面電車に乗り込みヒロシマ湾を眺めながら
廿日市市の【宮島】へとフェリーで渡る駅で下車した。
平成8年12月に世界文化遺産に登録された宮島の【厳島神社】。
日本独自の優れた文化を象徴する建築技術を用いた景観が高く評価され
厳島全島の約14%を占める範囲が文化遺産に登録されている。
潮が満ちてくると厳島神社はまるで海のうえにぷかりと浮かび
夜になるとライトアップされた朱塗りの社殿は神秘的な妖気が漂い
見る者のこゝろを、つかんではなさない………。
それにしても、外人さんの観光客がとにかく多い。
外人さんカップルがカメラのシャッターを押してくれないかと、おれに頼む。
外人さんも多いけど、とにかく鹿も多い。
鹿はとりあえずはゴミ箱をあさるのが仕事みたい。(笑)
コイツら、おれに近づいてきては「何か食い物をくれヨォ〜!」と
すがるような目でおれをみつめるのだった……。
きょうは、厳島神社の境内のベンチで野宿。
オレンジ色のライトで綺麗に照らされる、【宮島】のシンボルでもある例の鳥居。
夜、観光船が鳥居をくぐっていた。
夜中、鹿の気配で目が覚めることしばしばだった………。
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☆国道2号線で缶チューハイ持って110k/mだす男……。
http://yanmar777.exblog.jp/8307671/
2007-05-30T21:27:00+09:00
2008-06-06T14:46:40+09:00
2008-06-06T13:23:20+09:00
yanmar777
☆岡山県
予想通り、夜中からバケツをひっくり返したような大雨となった……。
けれど、この頑丈な鉄の塊がおれを雨から守ってくれる。
慌てることもなく、そのまま眠っていると横風が吹き荒れて
雨が真横から降ってきた!!
………やるなッ!!
雨が小降りになったのを見計らって、トレインを出発をした。
250号線から2号線に合流してしばらくは、歩き続けた。
2号線は日本でも有数のクルマの流れが激しい区間でもある。
排気ガスが骨身にしみる………。
ときおり、瀬戸内海が見え隠れする。
瀬戸内海には数えきれないほどの、小さな島が点在している。
まさか、すべての島にひとが住んでいることはないだろうけど
周囲10kmに満たない島で生活しているひとたちもいるのだろう。
国道2号線はオートバイでしか移動したことがないので
こうやってジブンの足でゆっくりと歩いていると、
今までの旅では気づかなかった景色や音、匂いなどがリアルに感じる。
側を走るクルマたちは休むことなく忙しなく一体何処へ向っていくのだろう……。
すると、お昼前だったろうか岡山ナンバーのファミリアが
歩いてるおれの横にクルマを止める。
クルマのウインドウが下がり、中からおじさんが顔をだして言う。
「おぅ、兄ちゃん歩き旅かぃ?歩きにこだわってないんだったらクルマに乗ってくかぃ?」
見た目、とくに悪そうなひとでもなかったので、おれは遠慮なく
クルマに乗車した。
こんなふうに、時々予期せぬ出来事に遭遇することもあるが、
こんなラッキーなこともあまりないので、きょうみたいな天気のあまり
良くない日は、いつまた雨が降るかわからないので
できれば距離をかせぎたい。
しかし、予期せぬことはまだ続いた………。
おじさんの名は川田としみつさんといった。
国道2号線は非常にクルマが多くて、2車線の両方共がクルマで
塞がれて、一定のスピードでクルマたちは進むしかなかった。
………が、川田さんはその塞がれている、すこしの隙間をくぐり抜けては
どんどん先へと、突き進むのだった。
ここは国道2号線……。
ファミリアの速度はどんどん加速してゆく。
スピードメーターの針をチラミすると、110k/mを越えていた。
もう一度言おう、ここは国道2号線……。しかも真っ昼間。
そして、川田さんの手には缶チューハイ。(氷結?)
え、缶チューハイ………?!
川田さんはぼそりと言った……。
「チッ!こっちは急いでるってのにコイツらチンタラチンタラ走りやがって!!」
オ、オ、オイオイ、なんかヤバくねぇ?飲酒運転のうえ、
真っ昼間だというのに2号線で時速110k/mもだしてるのに
めちゃんこ、怒っているヨ、川田さん………。
川田さんはつい最近まで三原市の造船所で働いていた。
生まれは愛媛県の宇和島市で、若い頃から船に関わる仕事を
ずっとしていて、四国の愛媛県をでて本州に移り住んでから
すでに、数十年がたっているという。
職場の上司ともめて、仕事をやめたばかりらしい……。
きょうは職場に置いてある、仕事道具を引き取りにむかっている途中だった。
しかも、自分のではない関係ない道具も一緒に持って帰るとか言ってるし……。
今までも、何度か飲酒運転されるドライバーがいたが
立場上、それを注意することが出来ないのがつらい………。
もし仮に、きょう川田さんが飲酒で事故を起こしたり、
飲酒の検問にひっかかったりしないとは限らない。
川田さんは、そのあたりを何も考えずにヒッチハイカーを乗せる。
おれは、そのあたりはわかっていてもクルマから降りることはできず。
三原市のコンビニでファミリアから降りて、川田さんを見送った。
この日は、ヒッチハイクをする気になれず夕暮れ時まで歩いた……。
竹原市の行動沿いのセルフのガソリンスタンドの端っこでシュラフをひろげた。
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